以前は主に大学や企業の研究者、あるいは先進的な設計を行ってたき設計者等がFEM(CAE)を利用し、研究・設計を行ってきました。 しかし私は、これからの建築構造設計者は、FEMを利用せざろう得ない場面が必ずくる、と確信しています。 事実他の国ではCAEは構造設計上の必須のツールとなっており、土木学会でもCAEの技術者への資料整備をすすめているようです。 残念ながら、ここで紹介するプログラムLISAについては、使い勝手は良のか、計算結果の精度はどうなのか等は不明です。(それほど使い込んでいませんので) しかし以下の点を考えると購入または試用してみる価値はあると思います。 以下に気付きの点を列記してみました。 1.なんといってもコストパフォーマンスが高い、以下の機能で50カナダドル(約\5000以内)。 2.1300節点がフリー、利用期間無制限で利用できる。(大抵が300節点以内、1ヶ月間利用・・・) 3.取り扱える要素がかなり用意されている(建築構造技術者なら十分では?)。 4.動解析(固有値、時刻暦解析・・)、温度解析、流体解析も可能。 5.EXCEL、VB等でカスタマイズができそう--->入出力データの転送等が可能みたいだ。 6.ソースコードも3500ドル(約26万円、これは個人には高い)で公開してくれる。 (問合わせしてみました。公開コードを購入すれば日本語化も可能!!) 7.線形解析のみ。(残念) それでは、実習を始めましょう。 FEM解析を実務的に習得するのには、例題や実際の問題を解いてみるのが一番手っ取り早いので、 ここではLISAのマニュアルに書かれている例題や、他の書籍、WEB等で模範解答例がある問題を取り上げて実習していきたいと思います。 現在、以下のメニューを考えています。(予定は予告なく変更します) |
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解析実習1 |
LISAのマニュアルに収められている、片持ち梁の解析例題 |
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解析実習2 |
LISAのマニュアルに収められている、板要素の解析例題 | |
解析実習3 |
建築学会RC規準(1999)に掲載されている4辺固定スラブの例題 |
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解析実習4(予定) |
実習1の動的解析(固有値解析) |
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解析実習5(予定) |
実習1の動的解析(先端動荷重) |
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解析実習6(予定) |
実習3の動的解析(固有値解析) |
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解析実習7(予定) |
実習3の動的解析(スラブの歩行時における振動解析) |
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解析実習8(予定) |
東京大学機械工学科に示されている例題の解析 http://www.fml.t.u-tokyo.ac.jp/~izumi/easy/CAE/Example.pdf |